ポラリスのESG

環境

当社では、投資先企業のサステナビリティ経営を支援することで企業価値の向上を推進すると共に、脱炭素社会実現に向けて一翼を担えるよう取り組んでいます。

GHG(温室効果ガス)排出量測定・開示・削減

ポラリス・キャピタル・グループとして、2022年12月よりGHG排出量を測定・開示しています。 また、株式会社ゼロボードと包括的な契約を締結し、全投資先のGHG算出・管理・削減を支援。GHG排出量の削減、サステナビリティ経営の推進につなげています。

ポラリス・キャピタル・グループ 2022年
GHG(温室効果ガス)排出量

Scope1・2 33t-CO2
Scope3 411,975t-CO2(うち99.8%はカテゴリー15)
※Scope3カテゴリー15に当たる投資先排出量について、Scope1,2を用いた推計値から実数値集計実績に変更(2024/11/1)

社会

当社では、人権の尊重やダイバーシティ、インクルージョンの実践に取り組み、多様な人材が生き生きと働くことで社会に貢献し、それぞれの幸福や生きがいを追求できる社会を目指します。また、教育分野でも、寄附講座やインターンシップの受け入れを通じて、学生たちの金融リテラシー向上の一翼を担うべく、取り組みを継続してまいります。

ダイバーシティ・インクルージョンへの取り組み

小谷真生子を社外取締役に選任
2021年6月、WBSキャスターとしてESG活動でも著名な小谷真生子を社外取締役として選任。取締役会では、企業価値向上に向けて、自由闊達な議論がなされています。
チーフサステナビリティオフィサー(CSO)を任命
2022年3月、バリューアップグループ所属の原田佳実をCSOに任命。代表取締役社長の木村雄治をオーナーとするESG推進委員会を立ち上げ、社内の啓蒙活動および投資先のESG推進に取り組んでいます。
プロフェッショナル職への公募
2022年4月、必要な知識とスキルを持つアシスタントが希望する場合、プロ職に転換できる制度を新設。2023年9月現在、2人のアシスタントがこの制度を利用してプロ職に転換し、各所属グループにて活躍しています。
グローバリゼーションの推進
当社シンガポール現地法人では、シンガポール国籍の人材を採用しています。これからも優秀な人材の採用を進めていきます。

教育分野での貢献

当社は、2017年に一橋大学で、2019年には京都大学で寄附講座を開講しました。寄附講座では、企業価値向上とESGの関係やプライベートエクイティファンドが果たす役割・課題など、これまでの豊富な投資実績を踏まえた講義を展開しています。投資先企業の社長をゲストに招くなど臨場感のある講義は学生からの人気が高く、多数在籍する社会人学生にとってのリカレント教育・リスキリングの場にもなっています。
また、2022年からはインターンシップ制度を導入するなど、教育分野で積極的な取り組みを行っています。

講義の様子

■京都大学ポラリス寄附講座概要(事例)

前期 ~ベンチャーエコシステム~ 後期 ~PEと企業価値向上~
社会課題と「ベンチャーエコシステム」 PEの広がりと課題
ベンチャーキャピタルについて PEファンドの実態とポラリスの取組み
大学発VCの展望/大学発スタートアップ企業 投資家とPEファンド
事業承継型サーチファンドの展開 M&AとPE
スタートアップ企業とIPO 投資銀行とPE
社会課題解決型ベンチャー企業 具体的な投資先のケーススタディ
カーボンニュートラルとベンチャーキャピタル 大企業(事業再編)
Climate Tech ベンチャー企業の取組み 成長支援型Small Cap PEファンド
PEと将来像について まとめ

■ インターンシップ概要(事例)

コンセプト
当社が創業以来培ってきた投資ファンド運用業務のナレッジに、大学生・大学院生にインターンシップという実践的な場を通じて触れてもらい、当該業務の意義や面白さを知ってもらう。
具体的内容
投資実行の意思決定機関である「投資委員会」を体験するプログラムで、投資の妥当性検証や企業価値向上策の提案等、投資の一連の流れを網羅。

ガバナンス

当社では、すべてのステークホルダーに対して価値ある企業であるために、透明性・公平性の高い経営を行います。自社の経営のみならず、投資意思決定および投資後のモニタリングにおいても、コーポレート・ガバナンス機能の発揮を推進します。

コーポレート・ガバナンス

当社の取締役会は常勤取締役3人・社外取締役3人の計6人で構成され、社外役員からの監督機能が適切に発揮されています。
投資家から預かった資産を適切に運用するゼネラル・パートナー(GP)として、投資意思決定を担う投資委員会の委員は取締役会により指名されるプロセスを要します。投資委員会は代表取締役社長を投資委員長とし、出席委員の過半数を条件として意思決定が行われます。

コーポレート・ガバナンス体制

コーポレート・ガバナンス体制

コンプライアンス

ポラリスではコンプライアンス規程およびコンプライアンスマニュアルを設け、内部管理統括責任者の下、コンプライアンスオフィサーが中心となって運用管理を行っております。
投資先のコンプライアンスにおいても、ポラリスと同様に基本方針に則したコンプライアンス活動を推進しております。

《コンプライアンス基本方針》

ポラリス・キャピタル・グループ株式会社(以下「ポラリス」という。)は、下記の事項を誠実かつ公正に遵守することとする。
その遵守を徹底するために、コンプライアンス規程を制定し、ポラリスの全役職員はこの基準を遵守し、行動することとする。

  • 1.法令等の厳格な遵守
    ポラリスは、法令・諸規定等を厳格に遵守し、社会倫理に従った公明正大な企業活動を遂行する。
  • 2.社会的責任と公共的使命のある企業活動
    ポラリスは、金融業界及びファンド業界の一企業として、社会的責任と公共的使命の重みを常に認識し、自己責任に基づく健全かつ適切な事業運営に努める。
  • 3.人権の尊重
    ポラリスは、あらゆる人権侵害および差別を排除し、人権および人格を尊重しあえる健全な職場環境を心掛ける。
  • 4.反社会勢力との対決
    ポラリスは、市民社会の秩序と安全に脅威を与える反社会的勢力や団体を断固として対決していく。
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